こんにちは、『のこ』です
6月30日に放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」にバレーボール男子日本代表の石川祐希選手が出演されていました
※ネタバレあります!ご注意を!!
『プロフェッショナル 仕事の流儀』とは
『プロフェッショナル 仕事の流儀』は、超一流のプロフェッショナルに密着し、その仕事を徹底的に掘り下げるドキュメンタリー番組です。NHKで不定期に放送されています
これまでにもイチローさんや、吉永小百合さん、高倉健さんなど数多くのプロフェッショナルな方に密着取材をされているようです
石川選手のイタリアでの生活に密着取材
石川選手がイタリア セリエA プレーオフと欧州チャンピオンズリーグの試合期間に取材が行われていたようですね
イタリアリーグのあれこれはこちら↓
石川選手の所属するペルージャは世界最高峰といわれるイタリアリーグの中で常にトップを争う常勝チームで世界各国のエース格の代表選手たちが所属しています
石川選手ですら試合への出場が確約されていない状況ですが石川選手はそれを分かってペルージャにきているのでやるべきことをやるだけだ、と話していました
石川選手の決定率が高いのはなぜか?
OH(アウトサイドヒッター)の平均決定率が47%の中で石川選手の決定率は54%に昇るそうです
192㎝とOHのなかでは小柄な石川選手ですが、なぜそんなに決定率が高いのか?
まずは相手のブロックのスキマを射抜くスピードと正確なコントロール、相手の位置を見極め、スパイクの方向を瞬時に変えるテクニック
そして高い跳躍力。打点は最高到達点が3m53㎝!

もう男子の試合とか見てたらみんな空中飛行できる技持ってるの?と思うくらい飛んでますよね!(笑)かっこいい!
テイクバック(スパイクを打つ前の腕の動き)をつくるまでの時間の速さも石川選手のすごさだと言います。他のOHの選手はテイクバックはが0.2秒かかるのに対して石川選手は0.175秒
このコンマ以下の時間を使い、無数の選択肢から最も効果的な攻撃を選んでいるそうです

飛びながらこんなコンマの世界で相手を見て打ち方や打つ場所を変えているなんて想像がつかない!すごすぎます!
ブロックは見えているので駆け引きをしながらやっていると石川選手は話されていました
変化を求める石川選手
レセプション(サーブレシーブ)
レセプションの練習をしていた石川選手
バレー用語もまとめてみてます↓
足から動くことがレシーブの定石と思われていましたが、近年サーブの高速化もあり、足で動いていては間に合わない。足は固定し、上半身の力でボールの勢いを受け止めるというやり方に変わってきているようです

私も学生時代は手だけじゃなくて足を動かせとよく言われていました。体の正面でレシーブしろ!とよく怒られていましたが今は全然違うんですねぇ
サーブのトス
サーブも今までサーブのトスを左手で上げていたところを右手に変えていました。利き手でトスを上げる方がわずかでも精度が増すのではないか、と石川選手は話します

サーブのトスの手を変えるってなかなかのチャレンジじゃないですか?自分に置き換えてみたら、いやもう慣れたやり方でやりたいです!って絶対言うと思う(しかもそれを試合期間中にやっちゃう石川選手、そしてできちゃう石川選手、すごすぎます!)
人それぞれにはまるやり方があると思うのでそれを練習の中でどれだけ見つけられるかを大事にしている、いろんな指導を受け入れてトライしていくことでうまくなる、と石川選手
ペルージャのアンジェロ・ロレンツェッティ監督も『選手は決して満足してはいけない、進化しないといけない』と話していました
さすが常勝チームの監督ですよね

しかし、石川選手ほどのトップ選手が新しいことにチャレンジすることってなかなか勇気がいると思うんですが何でもトライしている姿が本当に素敵だなと思いました
プライベートの石川選手
プライベートというか買い物をする石川選手のお姿久しぶりにテレビで見た気がします
まとめ買いではなく週3くらい買い物し朝と夜は自炊、お昼は同じお店で同じパスタを食べるという石川選手

前はよくスーパーでの買い物姿やお料理する姿などテレビで映されていましたよね。変わらず、スーパーでお買い物する姿にキュン(笑)
貴重な身体のメンテナンスの時間まで見せていただいていいんですか?!ファンの1人としてありがとうございます!

インタビューとはまた違う石川選手のお話しする姿が見れてファンとしては胸熱です
技術を極めた人が最後は根性というのは分かるけど最初から根性論をいうのは嫌いという石川選手

何か分かる気がしますよね。根性論、精神論を語るのならばそれ相応の技術ありき前提という気がします。それこそむか~しのスポ根精神というか。(練習中、水も飲ませてもらえなかったあの時代、今振り返ると考えられないな)
言い訳せず、自分で責任を取る
中央大学のときのキャプテンを交代したときの話は石川選手の自叙伝にも記載されていました
読み応えがあります!あのパリオリンピック予選のエジプト戦のときのチームのことなども石川選手目線で書かれていて何回読みなおしても胸が熱くなります!関田選手、よくぞ戻ってきてくれました‼
この本にも今でも後悔していることの一つに石川選手は大学4年生のときにキャプテンでありつづけなかったことを挙げています
中央大学は石川選手がイタリアに行っている間にキャプテン代理を務めていた選手が最後の試合でもそのままキャプテンを務めることになりましたが、準決勝で敗退
そのこと自体に後悔があるわけではなく、キャプテンではなくなったことを言い訳にして、責任転嫁をしている自分がいた。自分はキャプテンではなかったから仕方ないと言い訳をしている自分がたまらなく嫌だった、と書かれています

キャプテンという立場でいる方が責任が取りやすいという石川選手。一応同じスポーツをしてきたはずなんですが(9年間バレー部でした…)こうも人間性が育つものでしょうか?!すごいなぁ
石川選手のプロフェッショナル
イタリアセリエA プレーオフは3位、欧州チャンピオンズリーグは優勝という結果で今シーズンを終えた石川選手
詳しくはこちら
自分で限界を決めたくないので何歳までとか決めていない、やれるとこまでやるスタンス
トップで長くバレーボールを続けることが僕のゴール
自分自身を極めることが僕の考えるプロフェッショナル
最後にそう話していた石川選手

今からの日本代表の活動も楽しみだし、ペルージャでの活躍もまだまだ楽しみしかないです!こんなにワクワクさせてもらえていちファンとして心から感謝しています!!
NHKのドキュメンタリー番組結構好きなので(プロジェクトxとかもよく見ます)石川選手が出演されてとても嬉しかったです
見ごたえたっぷりの番組でした!ますますバレーボール界を応援したくなりました!素敵な番組、ありがとうございました!!