こんにちは、『のこ』です
久しぶりに行き渋り息子の話です
前回の記事はこちら
何が息子にとって正解なのか
息子のペースに任せようと決めてから数週間、学校に行き渋り始めてから3ヶ月ほどたっていました
行ける日は増えてきたけれど行けない日もあって、マイペースに行かせようと思いながらもこのままでいいのかなぁという気持ちになる日ももちろんあり、私の気持ちもグラグラでした(笑)
先生は今のペースでもいいけれど少人数クラスでの授業やリモート授業にしたら学校への抵抗感も少しは減るんじゃないか?などと提案してくださっていたんですが息子に聞いてみると目立った行動はしたくない、と
少人数クラスに行くのもリモート授業を受けるのもみんなと違う動きで目立つから嫌だ、の一点張り

いやいや、もう行き渋りになったことで目立ってんのよあなた
と、母は心の中では思いながら(笑)学校側が特に支障がないようであればもう少しこの状態を続けたいと伝えていました
ちょうど家の近所にフリースクールが出来て見学に行ってみる?とも聞いてみたんですが、息子的には友達がいるので今の学校は離れたくない、自分は学校に行きたい気持ちはあるから、と

じゃあすんなり行ってくれよ~
という気持ちもまたまた抑えつつ、とりあえず私は息子を信じて待つしかない状態でした
行き渋りになって友達との関係性が心配
行き渋り、不登校気味になって私と夫が心配していたことの一つに友達のことがありました
こんなに頻繁に休んだり、毎朝母親と登校することをお友達はどう思っているのかな?
ちゃんと行けるようになったときに息子の周りで仲いい子が出来上がっていたらお友達のなかに入りにくいんじゃないかな?
今まで仲良しだった子もたまにしか登校しない息子を覚えていてくれて今まで通り仲良くしてくれるんだろうか?とか考えれば考えるほど色々想像してしまって
でも息子は本当に周りのお友達に恵まれていたなと思います
私が付き添いで学校まで行ったときも色々聞いてくることもなく、今日は体育があるから一緒にドッジボールしよう、とか今日の給食揚げパンだから給食まで食べて帰ったら?とか
学校こなきゃダメだよ!と言うこともなく誘ってくれて、それでも息子が無理だったらじゃあまた明日な!と声かけしてくれて
遠足の前日もお弁当一緒に食べたいから明日は絶対来いよ、と言ってくれたり私が毎朝、何ていい子たちなんだーと泣きそうになっていました(笑)

こんなにいいお友達ばかりなのに何で学校行けないんだろう
と、別の意味でへこむこともありましたが、今でもそのときのお友達には本当に感謝していますし、いまだにたくさん支えて助けてもらっています
3学期に向けてもう一度話し合い
1年生の長い長い2学期がようやく終わり(人生で一番悩んだ数ヶ月だったかも)冬休みにもう一度息子と今後について話し合いました
学校に行けない日に学校からもらったプリントや購入したドリルを自宅学習するだけになっていることが私はやっぱりひっかかっていたのでそこの対策として2点伝えました
- 2学期のように学校に行かない日が3学期も頻繁にあったらやっぱりリモート授業を考えない?(行き渋り気味になってもう4ヶ月経っていたのでさすがに目立つから嫌だとかそんなこと通用しないよ?)
- 学校に行きたくなければ行かなくて構わない。でもずっと家に籠るのは違うと思う(我が家の考えです)フリースクールなど外と関わることも視野に入れてみてほしい
でもまた難しいのが2学期後半は行き渋りながらも週5で登校出来る週もあれば、2~3日休む週もあったりして完全不登校でもないところが非常に厄介な部分でもあったり
先生にもリモート授業やフリースクールの件少し相談していたんですが学校に来れる日も増えてきているし、1年生の授業なので今すごく遅れている様子は見られませんよ、と言われていました
(でもそう言われていても勉強の遅れどうこうよりやっぱりみんなが学校に行っている間に学校じゃなくても何か外の世界と触れ合うことをした方がいいよなぁと考えてしまう母心)
上記の私の提案に最初は納得がいっていなさそうな息子でしたが

全部が嫌だは違うと思うよ。頑張る場所とか頑張り方とかどれくらい頑張れるかは息子くんが決めていい、でも全部頑張れないは違うと思う
2学期の本当に病んでいるときの息子にはこんなこと言えませんでしたが、息子も行き渋りが始まったときからすると精神的にも安定してきていたように見えていたので私も自分の気持ちを伝えました
それともうひとつ、本当に心がしんどくて学校に行かないのは仕方ないと思っていたんですが
2学期後半くらいから時間割を見て、行く日や何時間目までいるかなど自分の好みで選んでいるような甘えのような言動があったのでそこも一旦自分で考えてみてほしかったのもありました

息子くんが心がしんどくて学校に行けないのはママは何も言わないけれどこの授業嫌いだから受けたくない、で学校を休むのは違うからね。お友達も嫌いな授業はあると思うけどお友達はここで頑張ろうと決めてるから頑張って授業受けてるんだと思うよ
ちょっとだけでも3学期からのこと考えてみてね、と息子に話していよいよ3学期が始まる直前
息子のほうからこの話題になりました

僕も頑張るなら今の学校で友達と頑張りたい。授業もみんなと教室で受けたいから3学期は2学期より学校行けるように頑張ってみる。頑張っても行けないこともあるかもしれないけど2学期よりは行けるような気がする
基本すべてのことに受け身な息子なので自分の意見を言ってくれたことに感動したのと
頑張っている子に頑張れって言っちゃいけないとか言われていますが、私は息子の頑張る、って気持ちが聞けて嬉しかった

分かった!じゃあ今の学校に1学期のように普通に登校することを頑張りすぎない程度に頑張ろう!
息子なりのペースで
3学期、明らかに息子の頑張りが見えました
まず学校に行く回数が確実に増えたのと(もちろん毎日行け始めたわけではない)
今まで近所のお友達と朝会っても私の後ろに隠れてメソメソしたりしていたんですが
お友達と一緒に行くからここまででいいと私の付き添いがいらない日もあったり(こちらも毎日ではないです、そしてそんな日々態度が違う息子に合わせてくれていたお友達に本当に感謝しています)
息子にとっての頑張ることを探してみよう、と声かけしたこと、言ったあとに頑張ることを探せなんて言わない方が良かったかな・・と考えてしまうこともあったんですが
息子の場合はどこを自分なりに頑張るのか考えるキッカケになったのかな?とも思いました(我が家の場合です)
どうしても大きな成長を望んでしまったりしますが、HSC関連の本を読んだときに大きな目標に向けての小さな目標(スモールステップ)がHSCさんには大事と書いてあったのをふと思い出しました(そして無理なら大丈夫だよ、という逃げ道も必要)

息子もスモールステップを踏みながら一歩ずつ(半歩ずつかもしれないけれど)成長しているということを忘れないようにしなきゃな